
土器は陶器と同じ土で出来ています。
土器と陶器の大きな違いは、焼く温度。
陶器は1230℃前後で焼くのに対し、
土器は陶器でいう途中の段階である、
”素焼き”に近い800℃前後で焼きます。
そのため、陶器よりも土に近い状態の焼きものになります。
陶器と比較すると水も染みるし、強度も弱いですが
そこを利用した便利な使い道もありますし
陶器の温度だとドロドロに溶けて使えない土も
土器だと温度が低いので、
身近な土を使って作ることも可能です。
土の子では、柔らかい土と陶器の中間のような
土器だからこその魅力を感じていただけたら幸いです。
土器についてわかる!土器マンガ
作 西山彩子




土器の使い方
●土器にお茶やお酒などの飲み物を入れると、味がまろやかに変化します。
●使用する前は水分を吸収してしまう為、水に60秒以上つけてからお使いください。
※サラダ・フルーツ・パン等、水気をきりたい場合はそのまま使えます。
●熱湯を入れても空気の層があるので、外側が熱くなりにくく持ちやすいです。
●土器は呼吸をし、使うたび変化していく育てるうつわです。
油や茶渋などが染み込んで、古色・艶が出てきます。
●電子レンジ・食器洗浄機のご使用は避けてください。
●食器用洗剤も使用可能です。水でよくすすいでから、洗剤で洗ってください。
●洗った後は完全に乾かしてからしまってください。
水気が残ったままだとカビの原因になります。
風通しのいい場所で保管すると安心です。
●柔らかい素材の為、欠けてしまった際は、紙やすり等で滑らかにすると安全にお使いいただけます。
●《蜜蝋無しの場合》花瓶など長時間水を入れる場合は少しずつ水漏れします。
長時間入れたい場合は受け皿を置くか、別の容器を中に入れてお使いください。